閉館する予定の「新宿ミロード」=2025年3月14日午後0時43分、新宿駅、木佐貫将司撮影

 JR新宿駅に直結する商業施設「新宿ミロード」が16日、閉館する。駅西口の再開発の一環で小田急百貨店新宿店本館とともに解体される。跡地には新たなビルが建設される予定だ。

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 ミロードは16日午後8時に営業を終え、40年の歴史に幕を下ろす。新宿ミロードの大津秀樹支配人は「多くのお客さまの支えに、スタッフ全員で感謝申し上げます。最後の日まで楽しんでもらえたらうれしいです」とコメントした。

 ミロードは1984年に開館。20代の女性に向けたファッションの店やレストランなど約100店が入っていた。2024年度は約570万人が訪れたという。駅西口と南口をつなぐ「モザイク通り」(23年3月に閉鎖)には、雑貨店やカフェが連なり、若者を中心に人気を集めてきた。

 ミロードを運営する小田急電鉄グループによると、閉館は駅西口の再開発に伴うもの。小田急百貨店新宿店本館(22年に営業終了)とともに再開発されるミロードの跡地には、商業施設が入る地上8階建てのビルを建てる計画で、29年度の完成を目指している。

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