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新駅名「豊岡だるま」を発表する樋口達夫JR高崎支社長(右)と富岡賢治高崎市長
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 JR高崎支社は13日、信越線の北高崎駅と群馬八幡駅の間に新設される新駅の名称が「豊岡だるま」に決まったと発表した。施設の整備費用を負担する群馬県高崎市が市民アンケートをもとに提案した3案から選ばれた。2026年度の開業をめざして、市は駅前広場やアクセス道路などの整備を進めており、駅前には「だるまミュージアム」も整備する計画だ。

 高崎市豊岡地区に新設される新駅は、地元が設置を要望し、費用を負担する「請願駅」。県内でのJR新駅は04年開業の高崎問屋町駅(両毛線)以来だ。新駅予定地の周辺には、住宅団地や工業団地、高崎経済大がある。市は19年度から新駅設置に向けて取り組みを始め、23年3月にはJRと新駅設置に関する基本協定を結んだ。

 さらに市は、市内在住者や市内に通学通勤する人を対象にしたアンケート結果を踏まえて、今年7月に新駅名の候補として「豊岡だるま」「高崎豊岡」「高崎経済大学前」の3案をJRに提示した。豊岡地区はだるま生産が盛んで、アンケート回答者(約970人)の約6割は、豊岡だるまを支持していた。

 この日、JR高崎支社の会見に同席した富岡賢治・高崎市長は「新駅設置は、長い間地元が切望していた。JR高崎支社が我々と同じ目線で頑張っていただいた。心から感謝します」と話した。

 市は新駅の利用者数を1日平均1600人程度と見込んでいるという。

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