中国当局による相次ぐ拘束事件の影響で、不安が広がる日中間の学術交流を回復させようと、日中友好会館会長の宮本雄二元中国大使ら民間有識者による「日中友好人的・文化交流フォーラム」が27日に北京で開かれる。昨年末に北京で開かれた政府間の「ハイレベル人的・文化交流対話」で交流活発化を確認したことを受け、民間の「交流強化の第1弾」(宮本氏)と位置づけている。
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宮本氏と慶応大の加茂具樹教授(現代中国政治)が17日、記者会見で明らかにした。フォーラムは、同会館と中国共産党中央宣伝部のもとで国際交流を担う「中国人権発展基金会」の共催。宮本氏、加茂氏ら9人が北京を訪ね、中国側の研究者らと日中関係などを話し合う予定だ。
近年、日本の中国研究者が中…