日本の子どもは身体的には健康だが精神的幸福度は低い――。そんな調査結果をユニセフ(国連児童基金)が14日、発表した。

 ユニセフによると、調査は先進36カ国が対象。死亡率や肥満の割合などからはかる「身体的健康」、子どもの生活満足度や自殺率からはかる「精神的幸福度」、学力や社会的スキルからはかる「スキル」の3項目がある。

 日本は、身体的健康は2020年の前回と同様1位だったのに対し、精神的幸福度は32位(前回は38カ国中37位)。スキルは12位(同27位)だった。総合順位は14位と平均的だが、ユニセフは「両極端な結果が混在する『パラドックス』の国」とも指摘した。総合順位1位はオランダ、2位はデンマーク、3位はフランスだった。

 ユニセフは調査結果とともに…

共有
Exit mobile version