2030 SDGsで変える

 国連と連携する国際的な研究組織「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」は24日、各国のSDGs(持続可能な開発目標)の達成状況をまとめた今年の報告書を発表した。日本は昨年の18位から19位に後退した。

 報告書は「持続可能な開発リポート 2025」。データのある167カ国について達成度を比べた。日本は過去最高の11位(17年)からランクを落とし続け、ここ数年は20位前後に低迷している。

 4段階で評価する17目標ごとの達成状況で、日本は六つの目標で「深刻な課題がある」との最低評価に。昨年も同評価だった「ジェンダー平等」(目標5)▽「責任ある消費と生産」(目標12)▽「気候変動対策」(目標13)▽「海の環境保全」(目標14)▽「陸の環境保全」(目標15)に加え、食料安全保障の実現や持続可能な農業の促進を含む目標2が加わった。

 大気や地下水の汚染につながる窒素の管理にかかわるスコアや、環境に負荷をかける肉食の多さを示すスコアが悪化したためだ。

 ほかにも、女性国会議員の割…

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