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昨春完成した札幌市の男性の新居=札幌市、新田哲史撮影
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 札幌市の会社員の男性(39)は、昨春完成した新居で初めての冬を過ごし、その快適さに驚いた。

 最低気温が零下10度前後になる札幌で、2階建て住宅(3LDK、延べ床面積約93平方メートル)が1階のエアコン1台で常にぽかぽかと暖かかった。温度計をみると、室温は常時21~24度に維持され、半袖半ズボンで過ごせた。訪れた知人には「床暖房入れてるの」と言われるほどだった。

 家族3人犬2匹暮らし。以前住んでいたオール電化の賃貸マンションでは、冬の電気代が月6万~7万円ほどと高騰し、寝る時や外出時は暖房の温水パネルヒーターを消していた。そのため、布団の中に湯たんぽを入れるほど、寒さを我慢しながらの生活だった。

 新居は同じオール電化で、し…

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