バングラデシュの首都ダッカで日本人7人が犠牲になったテロ事件から8年。現地で3日、犠牲者らを悼む慰霊式典が国際協力機構(JICA)の主催で開かれた。
テロ事件は2016年7月1日夜、ダッカの外国人が集まる地区で発生した。武装集団がレストランを襲撃し、日本人の男性5人と女性2人を含む22人が殺害された。この集団は、過激派組織「イスラム国」(IS)に忠誠を誓う勢力だった。
犠牲になった日本人らは、日本が支援し、22年末にダッカで開業した国内初の都市型鉄道計画「ダッカメトロ」に関わり、都市計画のコンサルタントとしてJICAから事業調査を請け負った人たちだった。
バングラ政府関係者「犠牲無駄にはしない」
式典には、日本人遺族や日本…