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「MUSIC AWARDS JAPAN2025」の最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞の授賞式=2025年5月19日、(C)CEIPA MUSIC AWARDS JAPAN 2025
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 米グラミー賞のような権威ある国際音楽賞をめざし、音楽業界の5団体が新設した「MUSIC AWARDS JAPAN2025」(MAJ)の最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞の授賞式が19日、京都市内であった。ノミネートされた5曲から、山内惠介さんの「紅の蝶」が受賞した。

 最優秀演歌・歌謡曲楽曲賞は、今年1月下旬までの約1年間でよく聞かれた曲が対象。MAJによると、複数の音楽チャートのデータをもとに機械的に抽出した上位5曲をノミネートし、1位だった楽曲が受賞した。

 受賞した山内さんはツアー中で授賞式を欠席したが、電話で出演。「作詞家・作曲家の先生方、スタッフの皆さん、応援してくださったファンの方、お一人お一人に感謝申し上げます。ありがとうございます」と語った。

 ほかにノミネートされたのは、MATSURIの「アヴァンチュール中目黒」、SHOW-WAの「君の王子様」、新浜レオンさんの「全てあげよう」、純烈の「夢みた果実」。会場では山内さん以外の4組がノミネート曲をパフォーマンスした。

 さらにステージには細川たかしさん、水森かおりさん、長山洋子さん、はいだしょうこさんらも登場。日本の四季や情景を織り込んだ歌や、スタジオジブリのアニメ映画の主題歌、ボーカロイド曲の「千本桜」などが披露された。太鼓や浪曲など伝統文化のパフォーマンスも繰り広げられた。

 MAJの主催は、日本レコード協会など音楽業界5団体が立ち上げた一般社団法人「カルチャー アンド エンタテインメント産業振興会」(CEIPA)。全体で62部門の優秀作品やアーティストを表彰し、21、22日にもロームシアター京都で授賞式がある。主要6部門を発表する22日にはNHKの生中継もある。

 「最優秀楽曲賞」「最優秀アーティスト賞」などの選考には、アーティストやクリエーター、業界関係者らによる投票結果が反映される。

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