開会式で入場行進する日本航空石川の選手たち=上田潤撮影

 第97回選抜高校野球大会(日本高校野球連盟、毎日新聞社主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)が18日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕した。開会式では、2年連続4回目の出場となる日本航空石川が胸を張って行進した。

 太ももを高く上げる出場校が多いなか、足をすっと前に出すのが日本航空石川の行進スタイルだ。及川蓮志(れんじ)主将は「観閲行進という学校行事でも、この歩き方です」と明かす。

 及川主将は、青色の代表校選抜旗を持ってチームの先頭を歩き、「去年は真ん中にいて景色が見づらかったけれど、今年は先頭で、周りを見ながら歩けたのですごい気持ちよかった」と話した。「甲子園の独特な雰囲気を肌で感じて、興奮しました」と言い、「今年は自分が引っ張る立場。しっかりチームを勝利に導けるように頑張る」と意気込む。

 昨年の選抜大会は、能登半島地震の発生から2カ月半後に開幕し、「あっという間に甲子園がきた」と振り返る。「今年はしっかり準備する期間があって、やることはやってきている。ここからさらにいい調整をして、『日本一』を目指して頑張っていきたい」と力を込めた。

 日本航空石川は、第6日第1試合(23日午前9時開始予定)で東海大札幌(北海道)と対戦する。

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