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日産自動車の内田誠社長=2024年8月1日、東京都内、西山明宏撮影

 トヨタとホンダは営業利益が過去最高なのに、日産は99%の減益――。円安の追い風が吹く中でも、自動車大手3社の4~6月期決算は明暗が大きく分かれた。カギを握ったのは主戦場の米国市場だった。

 日産自動車の4~6月期の営業利益は前年同期比99%減の9億円だった。円安で海外事業の利益が円建てで膨らみ、237億円の増益効果があったことを考えると、実質的には「赤字」の決算だ。内田誠社長は会見で「非常に厳しい結果だ」と述べ、「(米国で)需要の減少と競争の結果が重なり、予想より販売が伸ばせなかった」と説明した。

 米国での自動車販売台数は業…

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