史上初めて終値で4万3000円台を記録した日経平均株価を示すボード=2025年8月13日午後3時37分、東京都中央区、西尾邦明撮影

 13日の東京株式市場で日経平均株価は6営業日続伸し、前日の終値より556円50銭(1.30%)高い4万3274円67銭で取引を終えた。2日連続の最高値更新で、史上初めて4万3千円台に乗せた。米国の物価高が加速するとの懸念が和らぎ、前日の米国株式市場が上昇した流れを引き継いだ。

 より幅広い銘柄で構成する東証株価指数(TOPIX)も同25.54ポイント(0.83%)高い3091.91で取引を終え、史上最高値を更新した。

 米国で12日に発表された7月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.7%の上昇で、事前の市場予想を下回った。米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げするとの期待が高まっており、米株式市場では主要指数がそろって上昇した。

 13日の東京市場はこの流れを引き継ぎ、前日終値より372円高で取引を開始。半導体関連株を中心に積極的な買いが目立ち、値上げ幅は一時、700円を超えた。

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