日英両政府は7日、東京都内で外務・経済閣僚による「経済政策協議委員会」(経済版2プラス2)を初めて開催した。経済連携が主目的の会合だが、ウクライナ情勢も議論。トランプ米政権の政策で米欧の亀裂が深まる中、日英両国の接近が加速している。
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英国が他国と経済版2プラス2を開くのは初めてで、日本は米国に次いで2例目。英国からラミー外相とレイノルズ・ビジネス貿易相、日本から岩屋毅外相と武藤容治経済産業相が出席。日英外相会談も同日開かれ、ウクライナ情勢について「公正かつ永続的な平和の実現」に向けて意見交換することで一致した。
会談後の会見で岩屋氏は、経済安全保障▽自由で開かれた国際貿易体制▽エネルギー安全保障▽グローバルサウス(新興・途上国)との連携――などについて、日英で連携していくと強調。「自由で公正なルールに基づく国際経済秩序の維持・強化に向けて、共に行動していく」と語った。
経済連携については、半導体…