中華料理チェーン「日高屋」を運営するハイデイ日高の青野敬成社長は12日、原材料高をふまえ「時期は未定だが、3%程度値上げをさせていただきたい」と表明した。2025年2月期中に実施するつもりだという。値上げを実施すれば23年3月以来となる。24年2月期決算発表の記者会見で明らかにした。
業績は好調だ。24年2月期は、売上高が前年比27.8%増の487億円、純利益が約2倍の32億円で、いずれも過去最高となった。駅前への積極的な出店やタッチパネルによる注文の導入で、家族連れや女性といった新たな客層の開拓が順調に進んだという。「原価も上がったが、客数が増えてカバーできた」(青野社長)。
とはいえ、足元で上がり続ける原材料高を価格に反映するため、値上げを実施するという。駅前に立地する店舗などを中心に深夜営業の店も増やす方針だ。25年2月期の業績も過去最高の更新を見込む。
海外進出も視野に入れている…