Smiley face
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イベントに登壇した「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の元代表の平本淳也さん(左)と、主催した「PENLIGHT 旧ジャニーズ事務所の性加害を明らかにする会」発起人の田中麻子さん=2024年10月26日午後2時17分、東京都内、島崎周撮影

 旧ジャニーズ事務所(SMILE―UP.(スマイルアップ))が、創業者・故ジャニー喜多川氏の性加害問題を認めてから1年が経ったことを受け、ファンらでつくる団体が「終わっていない旧ジャニーズ性加害問題」と題したイベントを26日、東京都内で開いた。被害を訴えてきた平本淳也さん(58)が登壇し、「一生の問題で、終わりにはできない」などと語った。

 主催は、「PENLIGHT(ペンライト) 旧ジャニーズ事務所の性加害を明らかにする会」。英公共放送BBCが性加害の問題を報じて以降、事務所に対して、事実を認めて謝罪することや被害者の支援などを求め、オンラインで署名を呼びかけたり、要望書を提出したりしてきた。

 平本さんは、1990年代、自身や仲間が被害を受けていたとする書籍「ジャニーズのすべて」などを出版。喜多川氏から性被害を受けたと訴える元ジャニーズJr.らで、昨年6月に発足させた「ジャニーズ性加害問題当事者の会」の代表として、事務所に対して被害者救済を求めるなどしてきた。

参加者「問題に関心持ち続ける」

 この1年を振り返り、「35…

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