宮崎県高千穂町を走る「高千穂あまてらす鉄道」の列車(スーパーカート)に付けるヘッドマークを、地元の町立高千穂小の児童がデザインした。2日、高千穂駅で出発式があり、マークを付けた列車を子どもや先生が手を振って見送った。
地元の魅力発信に向けた探究学習の一環。「あま鉄にもっと乗ってもらおう」と、児童がデザインを出しあった。決まったのは3年の黒木愛月(あいり)さん(9)の「天孫降臨」と、6年の大原向陽(こうよう)さん(12)の「手力雄(たぢからお)」。どちらも町に縁が深い。
マークは直径30センチほどのアルミ板。あま鉄のスタッフがカートを引っ張る「機関車」に取り付け、2人はホームで「出発進行!」。
黒木さんは「神様に見守られて安全に走ってほしい」、大原さんは「観光客に神楽や美しい自然をもっと知ってもらえたら」。マーク付きの列車は当面運行される。