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ヘッドマークが取り付けられたスーパーカートに出発合図を出す大原向陽さん(左)と黒木愛月さん(中)=2025年3月2日午前9時40分、宮崎県高千穂町の高千穂あまてらす鉄道高千穂駅、星乃勇介撮影

 宮崎県高千穂町を走る「高千穂あまてらす鉄道」の列車(スーパーカート)に付けるヘッドマークを、地元の町立高千穂小の児童がデザインした。2日、高千穂駅で出発式があり、マークを付けた列車を子どもや先生が手を振って見送った。

 地元の魅力発信に向けた探究学習の一環。「あま鉄にもっと乗ってもらおう」と、児童がデザインを出しあった。決まったのは3年の黒木愛月(あいり)さん(9)の「天孫降臨」と、6年の大原向陽(こうよう)さん(12)の「手力雄(たぢからお)」。どちらも町に縁が深い。

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天孫降臨の伝説をヘッドマークにした黒木愛月さん(右)=2025年3月2日午前9時27分、宮崎県高千穂町、星乃勇介撮影

 マークは直径30センチほどのアルミ板。あま鉄のスタッフがカートを引っ張る「機関車」に取り付け、2人はホームで「出発進行!」。

 黒木さんは「神様に見守られて安全に走ってほしい」、大原さんは「観光客に神楽や美しい自然をもっと知ってもらえたら」。マーク付きの列車は当面運行される。

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手力雄神(たぢからおのかみ)のヘッドマークをデザインした大原向陽さん=2025年3月2日午前9時31分、宮崎県高千穂町、星乃勇介撮影

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