【大分】(22日、第154回九州地区高校野球大会1回戦、明豊2―0エナジックスポーツ)初戦のマウンド。明豊のエース野田皇志(3年)は「夏に向けて信頼してもらえるように、強い気持ちでマウンドに向かった」と語る。
春の選抜大会。3年前の準優勝以来となる6回目の出場だったが、野田は先発としてマウンドに上がれなかった。2回戦では五回から登板したものの、追加点を許してチームは涙をのんだ。
選抜大会以降、球速アップにつながるようなトレーニングや走り込み、体力をつけることに取り組んだ。そして臨んだ22日の試合は10奪三振完封。相手打線を4安打に抑え、結果を残した。
川崎絢平監督は「夏は野田に柱を託したいと思っている。今日そういう意味ではいいピッチングをしてくれた」と評価した。明豊のエース復活へ挑戦が始まった。(大村久)