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 花の詩画で知られた星野富弘さんとの縁がきっかけで、障害をもつ人の芸術文化活動などを支援してきた「草のひかり福祉会」(群馬県高崎市)が14日、高崎市文化会館でコンサートを開いた。障害をもつ人たちの奏でる音楽を楽しむとともに、会の象徴的な存在であり、長く顧問を務めた星野さんをしのんだ。

 この日、会場には音楽ファン約500人が集った。車いすの人、白杖(はくじょう)をついた人、盲導犬をつれた人の姿もあった。

 コンサート前半では、太田市を中心に活動する「上州ろう太鼓『心響』」や県立盲学校出身の音大生バイオリニスト遠山作弥さんら、同会の支援を受けたことがある人たちが演奏を披露した。

写真・図版
草のひかりコンサートで演奏する、上州ろう太鼓「心響」。アイコンタクトでリズムを合わせる演奏に、故・星野富弘さんも惚れ込んだ=2025年6月14日、群馬県高崎市末広町、魚住ゆかり撮影

 「音楽を通じて障害のある人…

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