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岐阜城北・亀山優斗投手

 東海4県の春季大会を勝ち抜いた8校が出場する第72回春季東海地区高校野球大会(東海地区高校野球連盟主催)が24日、三重県で開幕する。岐阜県内からは岐阜城北(岐阜1位)と中京(岐阜2位)が出場する。

 岐阜城北は16年ぶり4回目、中京は4年ぶり21回目の出場となる。

 4月の県大会は春の甲子園に出場した昨秋の東海王者・大垣日大が初戦で敗れる波乱の中、岐阜城北と中京が決勝で対戦。岐阜城北が3―2で競り勝って21年ぶり3回目の優勝を果たした。

 岐阜城北は昨夏の甲子園でもリリーフ登板した右の亀山優斗投手(3年)がエース。県大会では4試合で29回を投げて4失点と安定。低めに球を集めて長打を許さない投球に徹している。

 同じく甲子園に出場した主将の長江航佑中堅手(3年)と強打の太田陽民遊撃手(3年)、町野鷹右右翼手(3年)らを中心に、機動力もある。

 中京は昨秋の東海大会と同様に鈴木悠悟投手(2年)、日比野脩平投手(3年)が右左の軸。右の西岡海心投手(2年)も県大会決勝で6回無失点と存在感を見せた。

 県大会で4番に座った小原輝也一塁手(3年)や主将の井之脇陸斗遊撃手(3年)、県大会準決勝でサヨナラ安打を放った中嶋悠輝中堅手(3年)らが攻撃の核だ。

 両監督は選手としても甲子園経験者。岐阜城北は、市岐阜商と岐阜城北を甲子園に導いた秋田和哉監督が、中京は同校出身で巨人でもプレーした藤本貴久監督が率いる。

 岐阜城北は24日午後0時半からダイムスタジアム伊勢(伊勢市)で東邦(愛知2位)と、中京は24日午前10時から津球場(津市)で津田学園(三重1位)と初戦を戦う。勝てば準決勝、敗れても5位決定戦がいずれも25日に予定されている。

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