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鶴岡東―山形中央 九回にサヨナラ安打を放ち、うれし泣きしながら走る山形中央の小口愛永選手=2025年5月16日、米沢市営、渡部耕平撮影

 春季東北地区高校野球山形県大会は16日、米沢市営野球場などで3回戦4試合があった。昨秋の東北地区大会ベスト4の山形中央は、昨秋の県大会優勝の鶴岡東に8―7でサヨナラ勝ちした。

 勝負を決めたのは、山形中央の4番・小口愛永(まなと)選手(3年)の一振りだった。4点差を追う九回、打線がつながって同点に追いつき、1死満塁で打席に。右前にサヨナラ安打を放つと、涙がこみあげてきた。

 2回戦では4打数無安打に倒れ、主軸の責任を感じていた。「みんなに迷惑をかけていたので、大事な場面で打つことができて、うれしくて泣いてしまいました」。試合後は満面の笑みを輝かせた。

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