力投する石橋の沼尾征晃(3年)=2025年4月12日、真岡ハイトラ運動公園市民球場、由利英明撮影

 第78回春季栃木県高校野球大会(県高野連主催、朝日新聞宇都宮総局など後援)は19日から2回戦となり、昨秋の県大会で8強に入ったシード校が登場する。

 昨年夏の選手権栃木大会で優勝した石橋は、シード校で一昨年夏の甲子園出場校・文星芸大付と対戦する。

 石橋は、甲子園で4番打者としても投手としても活躍した入江祥太(現慶応大)ら、主力の多くが卒業した。だが、12日の1回戦では、壬生・小山高専・栃木農・足利南の連合チームに対して、23―1の5回コールド勝ち。特に一回は13得点の猛攻だった。新チームになって強く低い打球を心がけて練習してきた成果が出た。

 3番打者の鈴木雅明(3年)ら甲子園でメンバー入りした選手もいる。守りのチームであることに変わりはない。主将の杉浦悠成(同)は「甲子園出場はプレッシャーになるけれど、プラスにも考えたい」。

 文星芸大付戦に向け、福田博之監督は「挑戦者の気持ちで、ぶつかっていきたい。厳しい試合になるが、相手を2、3点に抑えたい」と話した。

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