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星林―智弁和歌山 三回裏智弁和歌山、山田の適時打二塁打で3点を追加=紀三井寺、白木琢歩撮影
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 春季近畿地区高校野球大会県予選(県高校野球連盟主催)の決勝が11日、和歌山市の紀三井寺公園野球場であり、智弁和歌山が星林に12―0で勝って2年連続17度目の優勝を決めた。智弁和歌山は24日からさとやくスタジアム(奈良県橿原市)で始まる近畿大会に出場する。

星林の辻知幸監督「課題見えた。夏へレベルアップしたい」

 ソフトバンクの小久保裕紀監督の母校としても知られる星林。32年ぶりの春季大会優勝を目指したが、経験豊富な智弁和歌山の厚い壁を乗り越えられなかった。

 先発した主戦の則藤瑞起投手(3年)は、前日準決勝の初芝橋本戦でも98球を投げて1点差で完投勝利。この日の先発は回避する予定だったが、則藤投手自身が「行きたいです」と辻知幸監督に直訴した。

 疲労もあり、持ち味の最速144キロの直球で押すピッチングはできなかった。ただ準々決勝では市和歌山を相手に延長10回、174球を投げて競り勝ち、体力と精神力もアピールした。

 辻監督は「18年ぶりに決勝まで来たからこそ見えた課題もある。夏までの2カ月でさらにレベルアップを」と話した。

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