書店の閉店が相次ぐなか、店主がこだわって選んだ本が並ぶ「独立系書店」が増えている。
その一つ、JR西荻窪駅近くの「BREWBOOKS」(東京都杉並区)を訪れた。店主の尾崎大輔さん(42)が、脱サラして2018年に開いた。6坪の店内には文芸書や歌集などが並ぶ。店内で飲めるビールも売っている。尾崎さんは「お店を持つのに憧れて、自分の好きな本とビールを組み合わせた」と話す。
独立系書店には明確な定義がないものの、チェーン店ではない比較的小規模で個性的な店を指すことが多い。出版取次大手のトーハンによると、今年10月時点で、新刊本を扱う独立系書店は全国に少なくとも341店あるとみられる。
徐々に増えてきた独立系
その数は徐々に増えてきた…