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大学院(記事本文とは関係ありません)

 教職課程で学ばなかった社会人が、大学院で最速1年で教員免許を取れる制度ができる見通しとなった。

 従来より必要な期間が短くなり、修士の学位も取得できる構想。文部科学省は、不足が深刻な教員のなり手に加え、社会経験を積んだ多様で専門性を持つ教員も増やしたい考えだ。

 教員免許には普通免許、特別免許、臨時免許の3種がある。また、最も一般的な普通免許には、専修免許(大学院修了相当)、一種免許(大卒相当)、二種免許(短大卒相当)の3区分がある。

 今の制度では、教職課程で学んでいない社会人が普通免許を取ろうとする場合、学部で教職課程を履修する必要がある。免許取得には数年かかり、ハードルが高い。

 新たな課程は、大学院に設け、学士を取得している人を対象とする。教員養成を目的とし、教職課程の科目や教育実習などを学ぶ。修了すると、普通免許と教育学などの修士を取れる想定だ。

取れるのは中高の免許の見込み

 期間は原則2年としつつ、履…

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