パリ・パラリンピックの代表選考を兼ねたパラ陸上の世界選手権第5日が21日、神戸総合運動公園ユニバー記念競技場であり、男子400メートル(車いすT52)で東京パラリンピック金メダルの佐藤友祈(モリサワ)は、57秒98で2位だった。
優勝は昨年の世界選手権覇者で世界記録を持つマキシム・カラバン(ベルギー)で53秒06。3位に伊藤竜也(新日本工業)が入った。佐藤と伊藤はすでにパリ・パラへの出場を確実にしている。
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「言葉は悪いかもしれないですけど、彼をぶち倒したいという思いが常にあるので」
20日に行われた予選を組1着で通過した佐藤は、熱を込めて言った。
「彼」とは、この予選で全体トップ通過を決めた23歳のカラバン。佐藤にとって因縁の相手だ。
2021年の東京パラリンピ…