5月下旬時点での工事状況=野村不動産提供
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 野村不動産とJR東日本は30日、東京・芝浦地区で共同で進めている再開発街区の名称を「BLUE FRONT SHIBAURA(ブルーフロント芝浦)」に決めたと発表した。事業費は4千億円。核となる2棟の高層ビルのうち、1棟は来年2月の竣工(しゅんこう)を予定している。

 ブルーフロント芝浦は、東芝の本社が入る浜松町ビルディング(旧・東芝ビルディング)の敷地などに、高さ235メートルの複合商業ビル2棟を建てる計画。1棟(S棟)は来年2月の竣工を見込み、もう1棟(N棟)は2027年度着工、30年度の竣工の予定だ。浜松町駅からの導線の整備も進めており、駅周辺の再開発との連動も見込んでいる。

 この日は、S棟が報道陣向けに公開された。工事は順調で、オフィスも貸し床面積の7割が内定済みという。高層階には、仏ホテル大手・アコーの高級ホテルブランド「フェアモント東京」の開業を予定している。

 会見した野村不動産の松尾大…

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