山梨県大月市猿橋町小沢で2月26日に発生した山林火災について、県警が東京消防庁の30代男性職員を任意聴取していることが捜査関係者への取材でわかった。県警は森林法違反(失火)容疑も視野に、出火原因の裏付けを進めている。
捜査関係者によると、男性職員は出火元付近の空き家を管理しており、枯れ草を燃やしていたところ、火が燃え広がったとみられる。男性は「火が風であおられた」と説明していたという。
火災は2月26日午後1時40分ごろ発生し、発生9日目の3月6日午後4時に鎮火した。山林計150ヘクタールと、空き家1棟と近くの物置が焼けた。