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全国各地で厳しい暑さとなった7日、東京都心では今年初めての猛暑日となった。皇居周辺では、暑さで路面がぬれたように見える「逃げ水」が現れ、訪れた外国人観光客らは日傘や飲み物を手に歩いていた。朝から外回りをしているという会社員の男性は「水と暑さ対策グッズが欠かせません。もっと買い足そうと思っています」と話していた=2025年7月7日午後3時19分、東京都千代田区、吉本美奈子撮影

 日本列島は7日、太平洋高気圧に覆われて、各地で猛烈な暑さとなった。気象庁によると、東京都心では午前11時20分に35.6度を観測し、今年初の猛暑日(35度以上)となった。岐阜県多治見市の38.8度、宮崎県西米良村の38.4度、北海道大樹町の36.3度など、今年最多となる全国210地点(午後7時時点)で猛暑日を記録した。

 気象庁によると、10日ごろまで九州や近畿を中心に猛暑日が続くと予想されている。11日以降は太平洋高気圧の勢力が弱まって、全国的に雲が多くなり、各地で猛暑日が相次ぐ状況は落ち着く見通し。14日ごろまでは曇りの予報が続くため、関東甲信、北陸、東北の梅雨明け発表はない見込みだという。

 気象庁の担当者は「引き続き、熱中症対策に努めてほしい。午後を中心に大気の状態が不安定になり、ところによっては雷や激しい雨など天気の急変に注意してほしい」と話した。

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