東急不動産が分譲した東京都内のマンション(1998年完成)が、建築基準法上の耐震性不足を原因に解体されることが11日、同社などへの取材で分かった。日影規制などにも抵触しておりマンションのある世田谷区が先月、是正を求めていた。
マンションは「東急ドエル・アルス世田谷フロレスタ」(世田谷区若林5丁目)。8階建て、総戸数49戸で、東急建設が設計・施工した。
東急不動産などによると、管理組合の要望を受けて建物を調査したところ、マンションの構造部分に欠陥が見つかり、耐震性に問題があることが2020年に分かった。安全性を担保できないため翌年、住民に別の住宅を用意し、退去してもらったという。
その後の調査で、測量の際に…