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市況

 28日の東京株式市場で日経平均株価は一時、前日終値より1300円超値下がりし、3万7千円台を割り込んだ。前日の米国市場で、トランプ米大統領が打ち出す関税政策への不安が強まり、ハイテク株を中心に下落。東京市場も、ほぼ全面安となっている。

 トランプ氏は27日、中国からの輸入品にかけている関税を3月4日から10%上乗せすることなどを自身のSNSへの投稿で表明。カナダとメキシコにも同日から25%の関税を課すとした。27日のニューヨーク株式市場では、米経済の先行きへの不安が強まり、主要3指数がそろって下落した。

 その流れを受けて、東京市場でも取引開始直後から売り注文が先行。東京エレクトロンやソフトバンクなどの半導体関連株を中心に下落幅が大きい。また、関税が嫌気され、メキシコやカナダに生産拠点をもつ自動車関連株も売られている。

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