東北電力は27日、再稼働をめざす東通原発1号機(青森県東通村)について、津波対策のために敷地の一部を4メートルかさ上げする計画を原子力規制委員会の審査会合で示した。
東北電は、これまでの審査で、想定される最大の津波の高さを12.1メートルと評価し、規制委も「おおむね妥当」と認めている。現在の敷地は、想定値を上回る標高13メートルに位置しているが、さらなる安全性を確保したいという。
計画によると、原子炉建屋の北側と南側のそれぞれのエリアについて、4メートルの盛り土をすることで敷地の高さを標高17メートルまで引き上げる。かさ上げによる津波への影響なども今後確認する。
東通1号機は、2014年に…