松本まりかは、まじめな人である。超がつくほど。
あるドラマで不倫相手を怪演し「あざとかわいい」というイメージで知名度を上げたときも、そうだった。「その言葉に見合う自分になれていない」と考えて、ブームに乗れなかった。
役をもらうたび、「罪の意識があった」とも語る。役柄の視点に立って芝居を考えても、迷子になるばかり。「作品に対して、自分がやるべきことをやれていない気がしていたんです」
放送中のドラマ「ミス・ターゲット」(朝日系、日曜夜10時)で、演技の組み立て方を変えたという。
この作品は何を社会に伝えよ…