朝日新聞社の環境教育プロジェクト「地球教室」が5日、柏市立柏第六小学校であり、4年生87人が参加した。協賛するUR都市機構の職員や本紙記者と地球環境などについて考えた。
UR都市機構の担当者はクイズを出しながら、住宅団地の環境対策について解説。必要なくなった窓ガラスから断熱材をつくるなど、団地の解体から出るコンクリートや畳、壁・天井などのリサイクルについて紹介、「部屋にあるものはいろんなものに生まれ変わっている」と説明した。
朝日新聞科学みらい部の桜井林太郎記者は、環境問題が注目されるようになったいきさつや、地球温暖化問題の取材経験などを話した。
授業の後、馬場匠さん(10)は「環境問題はいろんな種類があると知った。住宅団地のリサイクル率は98%ととても高くて驚いた」。田中結唯さん(10)は「地球温暖化はただ暑いだけではなく、海面上昇などで島が小さくなる話を聞いて重要な課題だとわかった」と話した。