児童たちと記念撮影をするSHISHAMOの宮崎朝子さん(中央)=2025年7月17日午後0時17分、川崎市幸区の市立新小倉小学校、稲石俊章撮影

 【神奈川】ロックバンド「SHISHAMO(シシャモ)」のギター・ボーカルの宮崎朝子さんと校歌づくりをしている川崎市幸区の市立新小倉小学校で17日、児童たちが、自分たちで考えた「歌詞に入れたい言葉」を宮崎さんに説明した。

 新小倉小は今年4月に開校。児童が、地域にゆかりのある宮崎さんに校歌の作詞作曲をお願いする手紙を送ったところ、引き受けてくれた。宮崎さんは川崎市出身で、SHISHAMOは幸区にある市立川崎総合科学高校の軽音楽部で結成された。

 宮崎さんの来校は、児童との交流会に招かれた5月以来2回目。この日は、ホールで6年生の児童たちから歌詞に入れたい八つの言葉と、選んだ理由などについて伝えられた。「未来をつくる」「新たな絆」「ともに歩む」などで、「虹色(の)ピース」は虹色で個性の違いを表し、ピースで平和への思いを込めたと話した。5、6年生で話し合った候補の言葉を、下級生にアンケートするなどして決めたという。

 宮崎さんは「みんながこの小学校が好きだということが本当に伝わってきました。一つひとつの言葉の意味を考えて曲をつくっていきたい」と児童に語りかけた。曲調のイメージを尋ねると、「ロック」「レゲエ」「明るい感じ」などの意見が出た。

 校歌は12月の開校記念式典で発表される予定。「どんな曲ができてくるかすごく楽しみ」と児童たちは口をそろえた。

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