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大リーグ・アスレチックスと契約を結んだ森井翔太郎(右)=球団公式サイトから

 大リーグ・アスレチックスは15日、東京・桐朋高の森井翔太郎選手(18)とマイナー契約を結んだと発表した。投打の「二刀流」で注目され、米球界入りを目指していた。プロ野球ドラフト会議で上位指名が有力視された高校生が、プロ野球を経ずに米球界に挑戦するのは異例。

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 東京都出身の森井選手は、東大合格者が毎年輩出する進学校で、高校野球通算45本塁打を放ち、投げては最速153キロを計測。昨秋のドラフト会議を前にプロ志望届を提出したものの、渡米の意思を表明し、各球団に指名しないよう要望していた。

 アスレチックスの球団公式サイトによると契約金は151万500ドル(約2億3600万円)。父親の影響でプロ野球よりも大リーグの中継を見て育ち、小学校の卒業文集に「夢は大リーガー」とつづっていたという森井選手。

 サイ・ヤング賞(最優秀投手賞)を2度受賞したジェイコブ・デグロム投手(レンジャーズ)、昨季盗塁王になったエリー・デラクルーズ遊撃手(レッズ)を目標に掲げ、3年以内の大リーグデビューをめざすという。

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