6月下旬にあった関西の大手製造業の定時株主総会では、株価や業績の低迷に株主から厳しい声が上がったところが多かった。京セラでは谷本秀夫社長らトップ2人の取締役の再任賛成率が60%台となり、他の取締役を20%前後下回った。
23日に大阪市内で開かれたパナソニックホールディングスの総会には、オンラインを含めて約1500人の株主が参加した。低迷が続く株価について株主から問われた楠見雄規社長は「ご期待にお答えできていないことをおわびする。取締役全員が危機感を持っている」と答えた。
5月に打ち出した1万人規模の人員削減については「(雇用を重んじた)創業者の精神に反するのでは」との質問も出た。
楠見社長は「営業利益率が他…