プロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスから退団する意向を表明した田中将大投手(36)が26日、仙台市内で報道陣の取材に応じ、減額制限(年俸1億円超えは40%)を大幅に超える減俸提示を受け、自由契約扱いを望んだ心境などを明らかにした。
大リーグから楽天に復帰して4年目の今年は日米通算200勝まであと3勝としていたが、1試合の登板でシーズン未勝利。今季の推定年俸は2億6千万円プラス出来高払いだった。
報道陣との主なやりとりは以下の通り。
――退団する意向を表明しました。心境を教えてください。
「一番は、やはり、選手としてやっていく上で、一番はやりがい……をどれだけ感じられるかというところが、自分としては大きい。そこを、いつも一番に考えて決断してきた。色々、本当にたくさん考えましたし、その中で、こういう答えを出すことにしました」
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――プロのスタートを切った仙台から離れる可能性が高まった。それに対しての思いは。
「もちろん、ドラフト(会議)でくじを引き当てていただいて、入団した球団ですし、一からプロ野球生活をスタートし、育てていただいて、メジャーリーグに行くタイミングでもポスティングシステムで球団に認めてもらわないと出られないタイミングでも、快く送り出していただいた。本当に感謝しかありません」
「2021年、再びイーグルスに戻ってくることになった時も温かい言葉をかけていただいて、自分の中では苦しい4年間で、なかなか期待に応えることができなかった。球団に対しても、ファンの方々に対しても期待に応えることができないという苦しい4年間でした」
――減額制限を超える来季の年俸を提示された時の思いは。
「臆測のような報道が独り歩…