明治神宮大会高校の部で優勝を決め、喜ぶ横浜の選手たち=2024年11月25日午後0時1分、東京・神宮球場、杜宇萱撮影

 野球の第55回記念明治神宮大会最終日は25日、神宮球場で決勝があり、高校の部は横浜(関東・神奈川)が4―3で広島商(中国)に勝ち、松坂大輔(プロ野球・元埼玉西武ライオンズなど)を擁した1997年の第28回大会以来、27年ぶり2度目の優勝を果たした。

 関東地区は来春の第97回選抜大会で「神宮大会枠」を一つ獲得。東京・関東の一般選考枠は「7」となり、関東から「5」と東京から「1」を選び、残り1枠を両地区で争う。

 横浜は一回に4番の小野舜友(しゅんすけ、1年)の2点適時打で先制し、二回にも主将の阿部葉太(2年)の2点適時打で加点した。先発した1年生右腕の織田翔希は一回に三者三振を奪うなど力投。九回途中まで投げ、最後は背番号「1」の奥村頼人(2年)が締めた。

 初出場の広島商は、三回途中から登板した2番手の片岡虎士(1年)が七回まで無失点投球。打線は七回に二つの敵失を絡めて2点を返し、九回に1点差まで追い上げたが及ばなかった。

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