有機フッ素化合物(総称PFAS)を含む水が米軍横田基地(東京都福生市など)から敷地外に漏出した疑いがある問題で、都は17日、米側から防衛省経由で「再発防止策として、残水はフィルターを用いて浄化処理する」と説明を受けたと発表した。
この問題は昨年10月、防衛省が米側から「8月の豪雨でPFASを含む水があふれ、敷地外に出た可能性がある」と連絡を受けて発覚。国や都などは12月に基地内への立ち入り調査も実施していた。
都によると、米側の説明では貯水池に残った水を活性炭フィルターを使って浄化処理し、雨水排水路に放流するという。都と周辺自治体は米側や国に対し、処理方法の詳細な情報提供や放流前に濃度の低減を確認することなどを要請した。