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チェコ・プラハで2024年3月16日、ロシアによるウクライナ侵攻により、マリウポリで2年前に殺害された人々を追悼する集会が開かれた=ロイター
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 ロシアのプーチン大統領が再選され、ウクライナの戦火にも終わりが見えません。日米などの一部には「インド太平洋地域の防衛により集中すべきだ」という意見もあります。ブリュッセル自由大学付属安全保障・外交・戦略研究所のルイス・サイモン所長は、日本の姿勢は今のままで問題ないと語ります。

 ――ロシアのプーチン大統領が再選されました。

 欧州諸国の一般的な反応は、「まともな選挙、民主的な選挙ではない」というものです。

 ただ、従来の分析であった「ロシアはウクライナへの侵略を継続できず、軍事、経済、政治的に国内に亀裂が入る(政府批判や分裂が起きる)」という現象は起きていません。こうした分析は現在、目立たなくなっています。ロシアの回復力は高まり、プーチン氏による権力の掌握が強まっていると思います。

 ――ウクライナの戦況をどう…

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