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練習に励む群馬大付属中の生徒たち
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 今年の全日本合唱コンクール全国大会(全日本合唱連盟、朝日新聞社主催)は26、27日に、さいたま市のソニックシティで中学校・高校部門が開かれる。

 27日の中学校部門に出場する群馬大付属は「唱歌一心」を目標に掲げる。団結力を高め、感謝を伝えたいという思いを込めた。

 全国大会には二つの「秘策」を携え、重厚感ある歌声を響かせる。

【動画】第77回全日本合唱コンクール全国大会に向け群馬大付属中学の音楽部員が練習に励んでいる。演奏する自由曲は「永遠の光」で、伴奏は室内アンサンブルが担う。運動部と掛け持ちする「兼部員」も加わり、重厚感ある合唱をめざしている=倉富竜太撮影

 一つは伴奏だ。自由曲は、「二つの祈りの音楽」から「永遠の光」(松本望作曲)。伴奏は元々、ピアノ連弾だったが、今回は室内アンサンブルが担う。

 室内アンサンブルによる伴奏は非常に珍しく、顧問で指揮者を務める星野勇希教諭(34)は「部員のみんなが、歌いたい、と選んだ曲だが、アンサンブルのメンバーを集めるのが大変でした」と振り返る。プロの演奏家や卒業生、群馬大のオーケストラに声をかけ、メンバーを集めた。

 ピアノだけの伴奏とは違い…

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