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事件の情報提供を求めるビラ=6日午後5時45分、神戸市北区、原野百々恵撮影

 神戸市北区有野町の有野川で2001年、小学3年の宮崎早紀(さき)さん(当時8)が遺体で見つかった事件は、未解決のまま7日で24年を迎えた。

 兵庫県警は6日、早紀さんが最後に目撃された神戸電鉄唐櫃台(からとだい)駅と、遺体が発見された場所近くの神戸電鉄岡場駅の周辺で、情報提供を求めてビラ約1千枚を配った。ビラ配りには有馬署員のほかに、早紀さんが通っていた小学校の校長なども参加した。

 有馬署によると、早紀さんは01年6月3日夜、自宅近くの唐櫃台駅に母親を迎えに行ったまま行方不明になった。7日朝、駅から約2.5キロ離れた有野川で遺体が見つかった。

 車にはねられた後に川に投げ込まれた可能性があるとみて、県警は殺人やひき逃げの疑いで捜査し、ひき逃げは06年に公訴時効が成立した。

 昨年6月からの情報提供は5件にとどまる。中村裕之署長は「県警は必ず犯人を逮捕するという強い信念のもと捜査を継続している。どんなささいな情報でも提供をお願いします」とコメントした。情報は有馬署(078・981・0110)へ。

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