毎日放送本社=大阪市北区茶屋町

 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会(小町谷育子委員長)は24日、毎日放送(MBS、大阪市)が関西ローカルで放送したバラエティー番組「ゼニガメ」について「放送倫理違反があった」とする意見書を公表した。

 審議対象となったのは、特定の古物業者の出張買い取りに密着した2023~24年の計3回分の放送。このうち廃虚状態の家屋内で金の延べ棒が見つかったという24年7月17日の放送回について、BPOは放送倫理違反があったと判断した。依頼人も金の延べ棒も業者側による「仕込み」で、MBSによる基本的な事実確認が不十分だったと指摘している。

 MBSは「ご指摘を真摯(しんし)に受け止め、引き続き再発防止策を実行してまいります」などとコメントとしている。

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