禁錮4年9カ月の判決を言い渡された後、裁判所を後にする大谷翔平選手の元通訳の水原一平被告(当時)=2025年2月6日、米カリフォルニア州サンタアナ、奈良部健撮影

 米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手の口座から巨額の不正送金をしたとして銀行詐欺罪などに問われた元通訳の水原一平元被告(40)が16日、米東部ペンシルベニア州の刑務所に収監された。米連邦刑務所局が取材に対して明らかにした。

 同局によると、水原元被告は16日正午ごろ、同州にある警備レベルの低い刑務所「アレンウッド・ロー」に到着した。この日が収監のための出頭期限だった。

 起訴状などによると、水原元被告は2018年に大谷選手の銀行口座の開設を手伝った時にパスワードなどの情報を入手。21年から始めたスポーツ賭博で抱えた借金計約4067万ドル(約59億円)の返済のため、大谷選手の口座から約1700万ドル(約25億円)を盗んだ。今年2月に禁錮4年9カ月と約1700万ドルの賠償を支払うよう命じる判決が下されていた。

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