健康への影響が懸念されている有機フッ素化合物(PFAS(ピーファス))について、2022年度の日本水道協会の調査で、3年連続で規定を上回る濃度が検出された地点があったことが明らかになった。規制を厳格化する要件の一つで、環境省が現在進めている、水道水中のPFAS規制のあり方を見直す議論に影響しそうだ。
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国内では現在、PFOSとPFOAという代表的なPFASの合計で1リットルあたり50ナノグラム(ナノは10億分の1)とする暫定目標値がある。日本水道協会が今月公表した調査結果によると、22年度は調査した全国1503カ所の浄水施設のうち少なくとも1カ所で暫定目標値に関わる規定を超えていた。
環境省は現在、暫定目標値の…