(21日、第156回九州地区高校野球大会準々決勝 神村学園4―3東筑)
東筑(福岡)の深町光生投手(2年)は3点リードの六回からマウンドへ。最初の1イニングは「納得のいく投球」で三者凡退に抑えたが、七回につかまった。直球を痛打されるなどして一挙3失点。リードを守れず、自身の降板後の九回に決勝点を奪われ、惜敗した。
昨秋は練習試合で振るわず、結果を残せない日々が続いた。階段を駆け上がるダッシュなど苦しい練習をこなし、努力を重ねた末につかんだのがこの日のマウンドだった。だが、納得のいく結果は残せなかった。試合後、「この悔しさをバネに夏に向けてまたがんばっていきたい」と唇をかんだ。
青野浩彦監督は「投げるのを怖がっていたように見えた。格上のチーム相手にどう立ち向かうか、わかったと思う」と夏の大会での飛躍に期待を込めた。