河西秀哉・名古屋大大学院准教授=2023年9月9日午後4時9分、鹿児島市の志學館大学、北野隆一撮影
  • 写真・図版

 安定的な皇位継承に向けた皇族数の確保をめぐる与野党協議が17日、始まった。次世代の皇位継承権者が秋篠宮家の長男悠仁さま(17)のみとなるなか、皇族数の確保は喫緊の課題だ。各党の意見の隔たりは大きく、難航は避けられない見通し。この議論をどうみるのか、象徴天皇制について研究する名古屋大学大学院の河西秀哉准教授に聞いた。

皇室の系図はこちら

昭和天皇以降、現在に至る皇室の系図はこちらからご覧になれます。正式なお名前や誕生日、お印などのプロフィルや写真もあります。

  • 皇族数減少、安定的な皇位継承危機的 宮内庁元幹部「結論を」
  • 皇后になった「オワ」 苦しい時もそばにいた中学時代の友が語る素顔

 退位により上皇ご夫妻が公務から退き、結婚により秋篠宮ご夫妻の長女小室眞子さんは皇室を離れました。皇族方が減り、皇室全体で高齢化が進んでいるにもかかわらず、公務は減っていない。

 また、被災地訪問など時代の要請に応えるための公務も出てきており、1人の皇族に対しての負担が大きくなっているのは間違いありません。

 皇族数減少により皇室の活動…

共有
Exit mobile version