中津川市民プールで練習していたころの田中雄己選手(左)とコーチの加藤哲平さん=2017年12月、加藤さん提供
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 7月に開幕するパリ五輪でカヌー・スラロームの日本代表に内定した田中雄己選手(22)=駿河台大=は、岐阜県中津川市育ち。「波を感じる能力がずば抜けている」とも評される若手のホープは中学、高校時代と練習場所が少ない地元で、市民プールを使って世界に通用する力を磨いてきた。

 「目標はもちろんメダル獲得。パリ五輪のコースに2回行ったが、自分の感触としてはこぎやすかった。期待していてください」

 今月11日、中津川市役所を表敬訪問した田中選手は、初出場となる五輪に向けて力強く語った。

 特に楽しみにしているのが「観客席」だという。

 フランスは、カヌーが盛んで…

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