【岩手】三陸の特産物になりつつある養殖サーモンの新たな食べ方を、新おおつち漁協の女性部と大槌高校生が考案した。その名も「大槌サーモンのひょっこりフライサンド」。秋のおおつち産業まつりなどで販売予定だ。
油で揚げた養殖サーモンにチーズを載せてあぶり、野菜とともにパンにはさみ、韓国風甘辛ソースをかけた。「若い人が食べたくなるように」との高校生の提案をふくらませた。
18日には大槌高で、養殖会社が提供した20匹のサーモンをフライとソテーにして、2種類のソースで試食し、投票で決めた。同漁協の東谷幸子女性部長(79)は「我々にはない発想。養殖サーモンの名物料理にしたい。魚の値段がもう少し下がれば手軽に食べられる」と話していた。(東野真和)