今から70年前の1954年3月1日、西太平洋にあるビキニ環礁の近くでマグロ漁をしていた第五福竜丸が、アメリカの水爆実験による「死の灰」を浴びて被曝(ひばく)しました。
ビキニ事件と呼ばれ、広く知られていますが、ビキニ環礁がかつて日本が国際連盟から委任されて統治していたマーシャル諸島にあったことや第五福竜丸が静岡県焼津港を母港とする漁船だったということは意外と知られていないかも。
中学受験では、ビキニ環礁が水爆の威力を伝えるものとして、ユネスコの世界文化遺産に登録され、広島の原爆ドームなどとともに「負の遺産」といわれていることも学習します。
では現在、第五福竜丸がどう…