きっと世の中は、春の選抜高校野球に続き、大阪・関西万博の開幕に盛り上がっていることでしょう。
1月から12月までの各月には昔の呼び方があります。和風月名といいます。
3月は「弥生(やよい)」ですね。卒業式で校長先生や来賓の方があいさつや手紙の冒頭で「弥生3月……」などと登場することがあり、女性の名前でも見かけます。
さらには、月名とは関係ありませんが、現在の東京大学の一角にある遺跡から発掘された土器がその地名から弥生土器と名付けられ、その土器が使われはじめた時代なので弥生時代という時代区分ができた、というのはよく知られたお話です。
「弥生」はきっと本来であれば難読の部類のはずなのに、馴染みがあるので小学生でも普通に読めたりします。
また5月は「皐月」といいます。漢字がむずかしいので、「五月」と書いて同様に「さつき」と読むことがあり、「五月人形」「五月晴れ」といった良いイメージがあります。
一方で、最近入社式を終えて…